音楽家の人生シコウサクゴ

ドイツに住む音楽家です。日々の苦悩、傲慢、欲望を赤裸々に綴ります

陰と陽、矢印の向きの話

どうも音楽家マカです。

 

今日は以前お世話になった人達と若い人らと混ざってアンサンブル、前回から何か月かあけて二回目のリハーサルでした。

 

以前レッスンを受けていた人も一緒で、残念ながら私はその人と相性がめちゃくちゃに合わなくて精神を病んでしまったんだけど、今日そんな彼の下で学んだ/現在進行形で学んでいる若者達もいたので、一体彼らがあのお方とどのようにしてコミュニケーションを取っているのか興味深く観察させてもらった。

 

とりあえず一言でいうと、若者たちは相当な陽キャ。よく喋るし、自分の意見もしっかり発信する。

その“先生”は相変わらず、少しでも間違えたらズンと刺してくるキツい言い方してくるんだけど、この若者二人はまぁ気にしない。😜って感じ。ただただ凄いと思った。話を聞くだけじゃなくて同時に意見を述べてそこから会話になるから、説教の一方通行にならず雰囲気が良くなる。(目上の人に意見していくって日本で考えられない事だよね、文化が違う。)曲についても積極的に話していくし提案していく。自由度の高い曲をやっている事もあり、彼らはとにかく失敗間違えを恐れず楽しんでやってる。

一方私は常に受け身で、リハの前なんかは変なヘマしたくないってずっとドキドキしてたし、褒められたらあぁ良かったと思っちゃうし、間違いを指摘されたらやっぱり心がキュッてするし。

リハの後、若者達は、

さいこー!この曲さいこー!最後の30分なんて一瞬だったわ!

って曲を楽しんでた。

私は音あてることや落ちないこと、その瞬間にしか集中してなくて、言うてしまったらとても受動的な演奏しかしてなかった。

これじゃん私に欠けてるのは。

他人だし性格もちがうのでおんなじ事は出来ないにしろ、昔の私はそれが出来てた。上手い下手とか落ちる落ちないじゃなくて「ここはこう弾きたい」が優ってた。いつからこんなにつまらなくなったんだ私は。

 

だからつまりは

発信すると矢印はあっちこっち向くけど↑↓

受け身になると自分の方にしか向かない↓↓

そうすると、他人からのエネルギーと自分のエネルギーでtoo muchになって押し潰されてしまう

 

というわけで

他に外に矢印を向ける場を設けていこう!!

 

あと

そんな怖い事ないよって(自分いい子いい子…)